10月と12月のイベントのお知らせ

絶対書け(デジタル教科書について)

考えるフクロウ

日本では何故かデジタル教科書の方向に進もうとしています。
※スウェーデンやフィンランドでは紙に回帰しています。
ただ、私は「書くこと」をやめてしまったら、人は考えにくくなるんじゃないかと思うんです。

実際、研究でも手書きはキーボード入力よりも脳の広い領域を動かすことが分かっています。だからこそ、紙に書く・消す・なぐり書きする

このシンプルな動作が、思考を深めて記憶に残りやすいんだと思います。

もちろんデジタルには強みがあります。双方向で楽しめるインタラクティブなコンテンツや即時フィードバック、動画映像としてのわかりやすさは、学びの入口としてはとても有効です。条件によっては紙と同じくらい理解できる、という研究もあります。
でも一方で、「勉強した気分」「わかったような気分」になりやすい面もある。

難しいものはどうあがいても難しいんです。
だからこそ、必死に解読して理解できたときに、その知識は本当に自分の中に残るんです。

個人的には、今後デジタル教科書「だけ」になるならば、子どもの学力は低下すると思うし、なにより、先生たちが大変になると思います。

ラボでは、基本は紙に「書く・消す」を取り入れています。
手書きは一番シンプルで力強いアウトプットの方法ですから。とはいえ、デジタルの強みも否定するわけではありません。興味を引いたり、繰り返し学習で即時フィードバックを返したりするのには、確かに便利です。

今後意識していきたいこと

これからは「デジタルで興味を持つ → 紙で深める」という組み合わせがカギになると思います。
ちょっと不便な「手で考える時間」こそ、理解を定着させる大事な瞬間。
便利さと不便さのちょうどいいバランスを、これからも意識していきたいですね。

考えるフクロウ

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