3~5年生の夏の預かりの中で「考える授業」を行いました。
その時に男女で少し差が見られて面白かったのですが、皆さんのお子さんならどう考えるでしょうか?
着ることができる洋服が1枚減ったら困りますか?

授業では「洋服の再利用」をテーマに意見を出し合っていましたが、話の流れで「買い替え」に話題が広がり、枚数が減ったら困るかどうかを考えました。
「もともと10枚あった洋服が1枚減って9枚になっても、困らないよね?」と問いかけると、女の子たちは全員で声を揃えて「困る」と答えました。
「困る」と答えるのは良いのですが、その理由を聞いても返ってきません。
2枚から1枚に減る場合は
洗濯すると着るものがなくなるから
同じ服を来ていると思われるから(※やや感情的)
汚いから
と、納得できる理由が返ってきます。
ところが「10枚から9枚に減った場合」に挙げられた理由は、
可愛そうだから
お気に入りの服だから
といったものでした。
そこで「それは“着る服が1枚減って困る理由”にはならないよね」と伝えましたが、子どもたちは違いがわからない様子でした。
(この返し方が良かったかどうかは少し迷いましたが…)
さらに「その1枚を捨てずに飾っておくとしたら、着る服が減って困る理由はある?」と問い直しても、やはり「困る」とのこと。
女の子の服のバリエーションが多いのは十分理解しており、その背景も説明しましたが、最終的に「困る」という状況につながる明確な理由は見つかりませんでした。
もちろん、女の子たちは「自分たちの答えが理由になっていない」という説明に納得できていませんでした。
けれども、このやり取り自体が、子どもたちの考え方の違いを浮かび上がらせていて、面白くもあり、難しいテーマだと感じました。
何か10枚から9枚に減ったときの納得のいく理由を挙げれる方いらっしゃいますか?
後で調べてみて、私が納得した回答は以下の1つでした。
私が納得した回答
コーディネートの幅が狭くなるから